人類初の月面着陸の瞬間を 世界に伝えたモトローラ

人類初の月面着陸の瞬間を
世界に伝えたモトローラ


「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩だ」

現在から約半世紀前遡った1969年7月、アポロ11号が念願の月面着陸を果たしました。人類としてはじめて月面に降り立ったのは、ニール・オールデン・アームストロング船長。

冒頭の有名な台詞はアームストロング船長がアポロ11号から踏みだし、月面に足をつけた瞬間に語った言葉です。その大舞台を陰から支え歴史的な一瞬と言葉を伝えたのが、ほかでもないモトローラの無線技術なのです。はるか月から地球まで384,400 kmの距離を超え、約40カ国へ届けられた月面着陸の瞬間。テレビやラジオの前で今か今かと待ち受けていた世界中の人々は大歓声に沸き立ちました。

モトローラは1928年にポール・ガルビンとジョセフ・ガルビンの兄弟がシカゴで起業して携帯ラジオの製造メーカーとして出発し、2年後には世界初のカーラジオを開発しました。その後、1936年になると警察巡回用無線機を、1940年には太平洋戦争でアメリカ軍に採用された無線の名機、ハンディ・トーキーを開発し通信機器メーカーとして名を馳せます。

宇宙から戦地まで“最前線”の通信機器として採用されるだけの堅牢さと安定性を誇りながら、技術革新を怠らず、トランシーバーやテレビ、半導体や音声記録機器、携帯電話基地局にいたるまで、無線通信分野で様々な製品を世に送り出してきたモトローラ。その伝統とエンジニアスピリットは今日まで脈々と引き継がれ、スマートフォンという形をとって、まさに歴史の転換期にある現代を支えています。


INDEXに戻る

ページトップへ