モトローラ「Moto G5 Plus」レビュー。
高速AFでスナップ撮影が快適!
クラス最高峰のカメラ性能を持つSIMフリースマートフォン
進化のポイント3:パフォーマンス 人気の位置情報ゲームもストレスなしの充実スペック
搭載されているのが「ピュアAndroid」であるということも、あるいは影響しているのかもしれないが、「Moto G5 Plus」はクアルコム製のSnapdragon 625という、CPUの性能としてはミドル~ミドルハイクラスのチップセットを採用しながら、ハイエンドモデルとの差をほとんど感じないくらい、ストレスのない操作性を実現している。
メモリーは潤沢な4GB。普段の使用でストレスを感じるシーンはないだろう。
4GBとたっぷりのメモリーが効いているのか、高画質な動画の再生やゲームプレイも不満を感じることはほとんどない。またジャイロセンサーも搭載されているので、人気の位置情報ゲームもAR表示でしっかり楽しめる。この位置情報ゲームはバッテリーの消費が激しいことでも有名だが、「Moto G5 Plus」は3000mAhとバッテリー容量も十分。15分の充電で6時間駆動できるなど高速充電にも対応している。
GPSやジャイロセンサーを搭載しているので位置情報、AR系アプリの動作も問題ナシ。
また冒頭にも紹介したように、デュアルSIM、デュアルスタンバイにも対応し、仕事用の回線とプライベート回線と1台で使い分けることも可能。これだけのパフォーマンスの良さ、スペックの充実度に対し、3万4800円という想定販売価格のコストパフォーマンスは高いと言えるだろう。
DSDSに対応し、2つのSIMを搭載できる。2つのSIMスロットとは別にmicorSDカードスロットも用意されている。
姉妹機の「Moto G5」も指紋センサー、1300万画素カメラ、DSDSなど対応
対する姉妹機の「MotoG5」は、デュアルピクセルAFこそ搭載しないものの、1300万画素のメインカメラにビューティーモードが使えるフロントカメラ、「Moto G5 Plus」と同様のMoto Action、指紋認証機能を搭載。
人気の位置情報ゲームが楽しめるジャイロセンサーも搭載しながら、想定販売価格が2万2800円と、さらに手頃な価格で買えるスマートフォンになっている。加えて夏以降のアップデートでは、DSDSにも対応予定とのこと。「Moto G5 Plus」もそうだが「Moto G5」も、DSDS対応のスマートフォンの中では比較的対応バンドが多く、国内のドコモ、ソフトバンク回線はもちろん、海外でも応用範囲は広い。対応バンドの多いDSDS対応スマートフォンを、安価に入手したいという人にもおすすめだ。
Moto G5。低価格ながらスキのないスペックの姉妹機だ。
Moto G5 Plus同様の指紋センサーを搭載。
メインカメラは1300万画素。
ボタンには金属を使うなど質感にもこだわりが。
手ごろな価格ながら満足度が高く、長く使える一台
「Moto G5 Plus」はデザイン、カメラ、パフォーマンスのどこを切り取っても過不足がない、多くの人にとってちょうどいいスマートフォンと言えそう。販売価格が倍近くするハイエンドモデルに比べれば、スペック的に見劣りする部分はあるものの、ほかにはないモトローラらしいデザイン、高速AFで明るくキレイに撮れるカメラ、何をするにもストレスのない操作性の三拍子が揃い、さらにピュアAndroidで次世代OSでのアップデートも確約されているとなれば、長くつきあえる相棒としての条件は十分だろう。より手頃な価格の「Moto G5」ともども、今年ヒットの予感を感じさせるスマートフォンだ。