失敗ナシ!のSIMフリースマホ選び。
周波数帯をチェック
端末を自由に選べて利用料金が安い。そんないい事ばかりに見えるSIMフリーですが、自由な半面「選ぶのが大変そう」というイメージも。難しく考えなくても「これだけ押さえておけばOK!」なSIMフリースマホ選びのエッセンスをまとめました。
絶対チェック!SIMとスマホの相性=サイズ&周波数帯(バンド数)
SIMフリースマホを選ぶ際には、使いたいSIMカードのサイズと周波数帯に対応しているかをチェック。サイズは「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」の3つがあり、現在はほぼ「microSIM」か「nanoSIM」が使われています。
SIMカードを提供しているのはドコモなどの「携帯電話キャリア」や、キャリアから基地局などのインフラを借りて通信事業を行っている「MVNO」。MVNOはさらにドコモ系、ソフトバンク系、au系等に分けられ、それぞれ使っている周波数帯が異なります。
大事なことは、SIMカードの周波数帯に対応しているスマートフォンを選ぶこと。いくらSIMカード側がその周波数を使っていても、スマートフォン側が適合していなければ通信に支障が出てしまいます。必ず確認を。
3GとかLTEって、周波数帯とは違うの?
よく耳にする3GやLTEは日本の通信規格の一種。この規格の中でさらに細かく周波数帯が分かれています。3G(第3世代)はデータ通信の他に音声通話を担当し、4G(第4世代)の中の一つ、LTE(Long Term Evolution)が高速なデータ通信を実現します。
■LTEの対応バンドを確認
バンド
周波数帯
ドコモ系
au系
ソフトバンク系
1 2~2.1GHz帯 ○ ○ ○ 3 1.7-1~8GHz帯 ○ × × 11 1.5GHz帯 × ○ × 18 800MHz帯 × ○ × 19 800MHz帯 ○ × × 21 1.5GHz帯 ○ × × 26 800MHz帯 × ○ × 28 700MHz帯 ○ ○ ○ ■3Gの対応バンドを確認
バンド
周波数帯
ドコモ系
au系
ソフトバンク系
1 2~2.1GHz帯 ○ ○ ○ 6 800MHz帯 ○ × × 11 1.5GHz帯 × × ○ 18 800MHz帯 × ○ × 19 800MHz帯 ○ × × ※バンド6…ドコモ系MVNOのSIMカードを選んだ場合は、音声通話担当のバンド6への対応がマスト。海外メーカーのスマホを選ぶときには特に注意が必要です。
SIMフリースマホを選ぶときは、使える周波数帯の数が肝心
SIMフリースマホ購入時のポイントは、使いたいSIMカードの周波数帯に適合していることと、周波数帯の数が多いこと。多くの周波数帯に適合していれば、SIMカードを買い換えたい時や海外のSIMカードを使いたい場合に選択肢が広がります。また、混雑している場所などでも、適合している周波数帯が多い端末ほどスムーズに利用できます。
特にモトローラ製品はすべてのラインナップにおいて、日本・海外共に数多くの周波数帯に適合。全国に基地があり高速通信が可能なバンド1や、山間部や室内でも繋がりやすいバンド6・19(プラチナバンド)、東名阪で高速通信に強いバンド3など、日本国内全域で快適に利用できるよう考え抜かれています。
また、海外渡航時にも本領を発揮。様々な海外SIMカードが利用でき、旅行先や海外でのビジネスシーンでもストレスフリーに過ごせます。